どんな出会い系サイトにすべきか 種類・特徴
10年以上前の出会い系サイトはガラケーで閲覧していたこともあり複雑な機能はありませんでした。
そのため当時の出会い系サイトは、ただの掲示板機能しかなく、そこに自分のプロフィールとメールアドレスを書き込んで相手からの連絡を待つスタイルでした。
やがて、投稿したメアドに迷惑メールが来るようになったので、捨てメアドをゲットして掲示板に書き込むようになりました。
さらにその後は、会員制の出会い系サイトや、SNSのような一対一のクローズドのコミュニケーションができるサイトが現れました。
そんなこんなで、今ではいろんなスタイルの出会い系サイトが存在するため、いざ作るとなると「どんな出会い系サイトにしたらいいか」と悩むかと思います。
そこで本日は、私自身が
どんな出会い系サイトを作るべきか
を考えた経緯について紹介したいと思います。
出会い系サイトを作る目的
私の場合、出会い系サイトを作るキッカケ(コチラの記事を参照)で述べたとおり、「セフレを簡単に探す」ことを目的としていました。よって、この目的を達成できるサイトである必要があります。
というわけで、まずサイトの企画ですね。
少なくとも以下の2点は考えないと話にならないかと思います。
- どんな出会い系サイトにするか
- そのサイトの特徴・強みは何か
早速、競合サイトを調査し、目的達成を実現する「出会い系サイト」を考えることにしました。
どんな出会い系サイトにするか
一口に出会い系サイトと言っても、いろんなタイプがあります。
私が調べた限り、以下が挙げらるかと思います。
- 有料か、無料か
- 会員か、非会員か
- 一対一か、一対多か
- ネットか、リアルか
箇条書きではわからないかと思いますので、それぞれについて説明していきます。
有料か、無料か
これは費用がかかるかどうかですね。
無料の場合は、管理者の対応に問題があることが多く、業者やサクラが存在します。
一方、有料のものは業者・サクラの対応はもちろん、コミュニケーションに問題がある人や、実際に会い被害を受けた場合のサポートも充実しています。
また、女性は有料のサイトでも、無料か格安なことが多いです。
会員か、非会員か
非会員の出会い系サイトは、誰でも利用することができるため業者やサクラが存在します。さらに投稿も匿名で行われるため、ブロックしようにも悪意ある投稿を特定することができません。
ところが会員制にすることで、問題のある利用者を特定し排除することができるため、会員は安心してサイトを利用することができます。ただし、サービスの特性上、会員登録をしたくないというユーザも多いのでそういった方には敬遠される可能性があります。
一対一か、一対多か
これは、コミュニケーションのことで一対一でやり取りするのか、一対多数でのやり取りかのことです。
一対一は、自分と相手だけでのクローズドな状態でやり取りできる出会い系サイトのことです。会員サイトはほとんどこの形です。
一対多数は、一人で複数人とのやり取りを可能にするもので、掲示板スタイルとなります。
具体的に言うと、自分のプロフィールと連絡手段をサイトに掲載し、多数の閲覧者が閲覧できる状態にしておきます。後は、自分から相手を検索して連絡をとったり、また、興味を持った人からの連絡を待つ形になります。
ネットか、リアルか
これはやり取りの手段になります。
ネットはSMS・メール・LINEなどのSNSでやり取りを行い、出会いの約束を取り付けるものですが、リアルは、街コン・合コン・婚活パーティーといったようなイベントの参加希望を出して、出会いは現場で探すというものです。
私は上記の4点を検討し、
無料の非会員が利用可能な掲示板タイプ(一対多)の出会い系サイト
を作ることにしました。
この結論に至るまでの経緯を説明していきたいと思います。
なぜ、無料の掲示板タイプにしたのか
先に説明したとおり、僕はセフレを簡単に見つけるためにサイトを構築し、管理者としてユーザのやり取りを閲覧できるようにする必要がありました。
そのため、ネットかリアルかでいうと、「ネット」となります。
次に、有料か無料かですが、金儲けが目的ではないですし、無料のほうが利用するユーザのハードルは低いので無料としました。
同じような理由で、会員か非会員については、会員の方が会員登録のハードルがあるので、非会員サイトとしました。
最後に、一対一か一対多かについてですが、掲示板のようなオープンな場所で深いやり取りがなされることはなく、多くの場合、イイ感じになったら個別の連絡方法でやり取りが行われます。
よって、セフレの交渉をするようなディープな会話は掲示板で話されることがないため、一対一でのコミュニケーションができる機能が必要ということになります。
ところが、調査の結果なんと「一対一でコミュニケーションできる機能があると、出会い系サイト規制法に引っかかってしまう」ことがわかりました。
(詳しくはコチラを参照ください)
出会い系サイト規制法に引っかかると言うのは、公安委員会にインターネット異性紹介事業としての届け出を行う必要があるということになります。
(無届で出会い系サイトを続けると、罪になるということです)
この時は、まだ届け出について詳しく把握していなかったので、単純に「役所仕事は面倒なのでやりたくない」という理由から、届け出はしない方向で考えることにしました。
(届け出については、別の記事で紹介しておりますので出会い系サイト事業の届け出をするメリット・デメリットを参考ください)
でもそうすると、「セフレを簡単に探す」という目的が達成されません。
さてどうしたもんかと、改めていろいろ考えた結果、「自分のスキルアップも兼ねて出会い系サイトは作って運用してみる」ということで、
出会い系サイト規制法に引っかからない(※)、無料で非会員の掲示板サイト(一対多数のコミュニケーション機能)を構築し、広告収入を得ることを目的とする。その後、サイトが軌道に乗ったら、届け出を出して当初の目的を達成する
と、セフレ探しはいったんは諦めることにして、一対多のコミュニケーションしました。
※一対多数のコミュニケーション機能だとしても、出会い系サイト規制法に引っかかるという警告を警察から受けました。詳しくは、以下の記事で紹介しています。
では続いて、構築する出会い系サイトに特徴・強みとなる要素を考えていきます。
サイトの特徴・強み
現在、出会い系サイトは星の数ほどありますが、その中でこのサイトが競合他社と比べて使ってもらえるようなメリットが無いと、ユーザも使ってはくれません。
そこで、どんな強みがあればいいかを考えてみました。
他出会い系サイトを調べると、時代の流れかLINE IDを交換する出会い系サイトが主流のようです。
(メールアドレスを教え合うのはもう時代遅れのようです。。。まぁ良いんですけど)
まぁ、主流ではない連絡手段の情報交換を前提としたサイトでは、利用者が少ないということになるので、時代の流れに乗ってLINE IDを交換しなうことを目的とした出会い系サイトにすることにしました。
(正確には、LINE IDを投稿し、不特定の第三者が投稿内容を見れるというだけの無料掲示板サイト)
非会員の掲示板タイプの出会い系サイトについて調べたところ、自分のプロフィールとLINE IDを投稿するというシンプルなもので、単純にそれだけの機能だと他の出会い系サイトと一緒になってしまいます。
さらに調査を続けたところ、LINEの課題として未成年が検索されない問題があることがわかりました。
これは、友だちになるためには実際に会って、端末同士でふるふるをするかQRコードを読み取るかしないとならないのです。
つまり、未成年は知らない人とLINE友達になることができないということです。
この問題の回避策として自身のLINEのQRコード画像を相手に読み取ってもらうことで、LINE友達になる方法があるということがわかりました。
これを受けて、
QRコードの画像をアップロードできる掲示板サイトにする
という、機能を導入することでサイトの強みを打ち出すことにしました。
つまり、課題解決のアイデアを強みとして盛り込むということですね。
最後に
「セフレを簡単に探す」という目的から変わってしまいましたが、結果、出会い系サイトを作ってみて学ぶことも多かったので、後悔はしていません。
Webデザイナーとしてのスキルアップにもつながったので、結果満足しています。
次回は、出来上がった出会い系サイトについて、紹介したいと思います。
おまけ
軌道に乗りまでは広告収入を稼ぐことになったので、アフィリエイトのASPを探すこともしました。いろいろ探した結果、つながる掲示板では「忍者AdMax」というサービスを利用していました。
このサービスは、Google Adsenseほどではありませんがサイトの内容やユーザの閲覧情報を元に最適な広告を表示してくれるもので、インプレッションでも収入を得ることができるすぐれものです。
出会い系サイトのビジネスに興味がある方
このような記事が提供できるのは、私が出会い系サイトを運営しているからに他ならないわけですが、訳あって出会い系サイトは現在閉鎖しています。
もし出会い系サイトの構築・運営に興味がある方は、以下の記事もご覧いただければ幸いです。
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