初期構築後(運営中)に追加した機能 出会い系サイト

icatch_call

最終的に出来上がった機能としてはコチラで紹介したとおりですが、出会い系サイトを始めるにあたり最初からすべての機能は必要ありません。

 

実際、私の出会い系サイトの場合も、最初からすべての機能が揃っていたわけではありません。

 

運用をしていく中で、業者対策として施した機能(詳しくはコチラ参照)もありますが、それとは別の事情で導入した機能があります。

 

コチラで紹介した機能一覧は、遅かれ早かれすべて必要になると思いますが、優先順位を考えるためにもどういった背景からこれらの機能が必要だったかを把握しておくと、計画を立てやすいかと思います。

 

ここでは業者対策以外の目的で追加した機能を、その背景と合わせて紹介していきます。

 

通報機能

投稿内容に問題があることに気がついた利用者が、サイト管理者(つまり私)に通報できる機能です。

最初はスモールスタートということで、この機能は後回しにしていました。

 

ところが1日1,000アクセスを超えてきたあたりから1日に1件のペースで、お問い合わせが来るようになりました。

 

お問合わせは携帯メールに届くようになっていたので、気づいたらすぐに対応するようにしていたのですが、1日に2,3件のペースになったあたりから、「さすがに手動では無理!」となりました。

 

通報の中身には「業者だったので削除願います」というものも数多く見られたので、健全なサイト運営をする上でもMUSTとなる機能です。

 

私は後回しにしましたが、「早く作らないと手動対応の手間が増える!」というプレッシャーの中で開発をしたので、可能であれば最初に作っておくべき機能かと思います。

 

削除機能

こちらは説明不要かもしれませんが、投稿者が自身の投稿を削除できる機能です。

 

先に説明した、通報機能で届く内容の1割程度が「しつこい人がいる、不要になった、もしくは間違えたので削除してほしい」というものだったので、実装することにしました。

 

ただ、他人の投稿が削除できるとマズイので、投稿時に削除用パスワードを設定させ、そのパスワードを知っている人だけが消せるという仕様にしました。

 

ただし、「この削除用パスワードを忘れたので消して欲しい」という問い合わせが若干来るようになりました。

さすがにこれは防ぎようがないので諦めました。。。。

 

投稿者の投稿時間、IPアドレス、UA(ユーザーエージェント)の表示

投稿者の投稿時間・IPアドレス・UA(ユーザーエージェント)は投稿者を特定するためのものになるのですが、これらがわかったからと言って一般の人が投稿者を特定することはできません。

 

これらの情報をプロバイダに問い合わせることで、投稿者を特定することができるのです。

(プロバイダ責任制限法という法律が存在し、正当な理由があればプロバイダは情報を開示する必要があります)

 

「じゃあ投稿時間・IPアドレス・UA(ユーザーエージェント)は誰が使うんだ?」となりますが、それはコチラの記事で紹介したとおり警察になります。

何か事件となれば、警察が捜査のため投稿者を特定する必要があることは容易に想像ができます。

 

私の作った出会い系サイトは、「警察には協力する」というスタイルだったのですが、あまり件数が増えるとこちらの対応の手間も増えるため、投稿時に投稿時間・IPアドレス・UA(ユーザーエージェント)を表示させる仕様に改修しました。 

 

この機能を導入した後も、警察から「表示されている投稿時に投稿時間・IPアドレス・UA(ユーザーエージェント)は投稿者のもので相違ないか」という確認の問い合わせはありました。

 

警察からの開示依頼がさほど多くなかったので、この対応をしたことでどの程度作業の手間が減ったのかはわかりかねます。

まぁ、私に非がないことはわかっていても警察からの依頼には少しなりとも緊張感はあったので、精神的な負担は減った気がします。

 

画像投稿機能

コチラの記事で紹介したとおり、この出会い系サイトの強みとなる機能ですが、実は最初から実装したわけではありませんでした。。。

 

そんな大事な機能を後回しにした理由としては、初期の頃に借りていたレンタルサーバは容量がそんなに多くなかったため、投稿者がアップロードした画像ですぐにサーバ容量が圧迫されてしまうと考えたためです。

(サーバ関連についてはコチラを参照してください)

 

ただ、運用し始めて半年くらいした頃に、なんと画像投稿機能が実装されたLINEの出会い系サイトができたため、急いで追加開発しました。

 

このころには、サーバも別のレンタルサーバに移設していたため、容量の問題は一時的にはクリアしました。

 

ただ、抜本的な解決にはならなかったので次に紹介する自動投稿削除機能を実装しました。

 

自動投稿削除機能

月間100万アクセスを超えるかどうかあたりから、レンタルサーバから「サーバ負荷が高すぎます」というアラートが何度かありました(詳しくはコチラを参照)

 

この頃には、総投稿数が10万件を超えており、人気記事や関連記事を表示させる機能にかなりの負荷がかかっていました。

 

サービスの特性上、投稿しても目的が果たせないとLINE IDを新しくして新たな出会いを探す使い方をするユーザが多いことから、古い投稿のLINE IDは変更されていること多く、出会いを求めている第三者にとってはせっかく見つけたと思っても、連絡が取れずに肩透かしを食らってしまいます。(実際、存在しないLINE IDを投稿しているから削除して欲しいという通報はかなりありました)

 

そのため、一定期間経過した投稿を強制削除することで対処しました。

 

もちろん、投稿だけでなく、投稿に紐づく画像データも削除していたのでサーバ容量の問題も一緒に解決することができました。 

 

最後に

業者対策も含めてですが、「運用の負荷を下げること」が根底の目的としてあります。

 

これは自分ひとりで運用していたということが起因しています。

 

ただ、複数人でサービスを提供するにしても、利用者が増えればそれに比例して管理者の手動対応が求められることになります。

 

また、現在の出会い系サイト規制法に準じた形で運用することを前提とすると、利用者からのチクリがちょっとでもあればサービス管理者の対応がどうなっているか、警察のガサ入れが入ることになります。

 

いずれにせよ、管理者により手動対応には、限界はあるのでこれら機能について最初から検討しておくことがサービス成功への近道かと思います。

 

出会い系サイトのビジネスに興味がある方

このような記事が提供できるのは、私が出会い系サイトを運営しているからに他ならないわけですが、訳あって出会い系サイトは現在閉鎖しています。

 

もし出会い系サイトの構築・運営に興味がある方は、以下の記事もご覧いただければ幸いです。

 

出会い系サイトのビジネス、サイト構築・運営に興味がある方へ

出会い系サイトを作ろうと思ったキッカケ

どんな出会い系サイトにすべきか 種類・特徴

実際に作った出会い系サイトの紹介 完全無料

利用者ゼロ。出会い系サイトで公開当初に人を集める方法

無料掲示板の出会い系サイトが100万PV達成!その収益は?

警察から電話!?情報開示依頼が来ても慌てるな!

出会い系業者のサイト誘導がすごすぎる! 業者との闘い

月間100万アクセスに耐えられるレンタルサーバ

初期構築後(運営中)に追加した機能 出会い系サイト

警察からの警告 出会い系サイト規制法に抵触している恐れ

出会い系サイト事業の届け出をするメリット・デメリット

海外のサーバに対する法律の適用範囲

終わりに 出会い系サイトの閉鎖

コメントする

This site uses Akismet to reduce spam. Learn how your comment data is processed.